PCやノートPCのメモリを調べるには

メモリを増やしたい!でもどのメモリを購入すれば良いかわからない

自作PCならともかく、既製品やネットでカスタマイズ注文する時など、メモリやSSDの量を増やすと急激に値段が上がりますよね。PC購入時に支出を最低限に抑えて、後からメモリを増設(もしくは換装)する場合にどのメモリを購入すれば良いか。その簡単な方法をお伝えします。

まず、CPUを調べる

どのPCにどのメモリが対応するか。私のように日々CPUやメモリの動向をチェックしている変わった人でない限り、その相関関係を覚えている人は少ないはず。まずは自分のPCでどんなCPUが使われているかを調べます。

Windows10の場合、スタートメニュー(左下のウィンドウズアイコン)を右クリック→システム。もしくはフォルダを開いて左側に表示されるナビゲーションウィンドウから「PC」を探し出し、右クリック→プロパティ。

後者のやり方で、私のノートPCでは以下のように表示されました。

このウィンドウの「プロセッサ」の項目に、CPUの詳細が書かれています。現在、PCやノートPCのCPUはインテル社とAMD社の2社がほとんどで、特にインテル社が多いのでインテルのCPUで解説していきます。

使用しているCPUの世代を調べる

このPCのCPUは、インテル社のCore i7-7700HQでした。インテルのCPUはPC用途で大雑把に言うと、性能順ではCore i7、Core i5、Core i3、Pentium、Celeronという順番です。ただ世代というものがありまして。昔はCore2DuoなどのCore2が付いた名前のCPUがありましたが、その後にCore iが付いたCPUが登場しました。2008年後半の事です。Core i時代が始まった時を第1世代。後は新しくなるたびに世代が変わっていきます。

ではCore i7-7700HQのCPUは何世代なんでしょうか。「i7-7700HQ」をコピペしてGoogle検索してみます。

このように検索できました。コードネームはKaby Lake、ほうほうそうか。

Kaby Lakeは何世代なのか。世代を調べる表を簡単に作ってみました。

CPU世代 コードネーム 標準メモリ
第1世代 Nehalem DDR3
第2世代 Sandy Bridge DDR3
第3世代 Ivy Bridge DDR3
第4世代 Haswell DDR3
新第4世代 Haswell Refresh DDR3
第5世代 Broadwell DDR3
第6世代 Skylake DDR4-2133(1.2V)
第7世代 Kaby Lake DDR4-2400
第8世代 Coffee Lake DDR4-2666(Core i3以下はDDR4-2400)

この投稿を書いている2018年3月時点では、第8世代のCoffee Lakeが現行バージョンです。

上記の表ですが、「DDR3L(低電圧)が無いじゃないか」と言われるかもしれませんが、便宜上省いています。SkylakeでDDR3Lが使えるものもあります(?)が、定電圧でない通常のDDR3は使えませんので注意してください。

インテル社のNUCというPCなどで定電圧メモリしか使えない機種などもあります。

PCとノートPCではメモリの形状が違う

主にデスクトップPCのメモリは横に長いDIMMという規格のメモリを使います。

 

主にノートPCでは、面積を小さくしたS.O.DIMMという規格のメモリを使います。その大きさはDIMMの約半分と言われています。

 

メモリを交換する場合など、わからなければこのようにメモリを選びます。例外もありますので、しっかり確認してから購入するようにしてください。

坂田コウイチ

パソコン教室スタディPCネットの株式会社ICT代表取締役。
IT関連のプログラミングおよびグラフィックデザイン全般。
マクロメディア社(現アドビ社)の最初のDirector公認講師。
マルチメディアスクールWAVEの創業者。

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