必ず作ろうシステムイメージ(Windows7編)
パソコンを購入したら、まず行ったほうがいいシステムイメージの作成。多くの人がやっていないと思います。
システムイメージとは、ハードディスクやSSD(以下、ドライブ)に入っているデータを正確にコピーしたものです。OS(Windows)が入ったドライブでも正確にコピーします。Officeなどのソフトがインストールされていたり、作成したファイルが入っていたとしても、それらを含めて正確にコピーします。
WindowsやOfficeのライセンス認証も大丈夫。復元すれば元通りになります。でも違うパソコンにシステムイメージを復元するとライセンス認証は解除されるので注意して下さい。
どんなときに使うの?システムイメージ
ドライブの調子がおかしい。起動できない。エラーが頻発する。もしくはわからない設定をいじってしまってどうすればいいかわからなくなった。ずっと使っていておかしくなったので最初の状態に戻したいときに使います。
また、ハードディスクやSSDの容量が少なくなったので(もしくは壊れたので)、新しいものに取り換えたい時などにも、システムイメージを使えば再インストールすることなく、システムイメージを作った時点での状態で復元できます。
システムイメージを作ってみる
パソコン教室で使うパソコンは、複数のWindowsを切り替えるデュアルブートもしくはトリプルブートの場合が多いと思います。もちろん1つのWindowsでもできますが、今回はWindows7とWindows8.1のデュアルブートの場合でシステムイメージを作ってみます。1つのWindows、もしくはトリプルブートの場合でもやり方は同じなのでこのまま読み進めて下さい。
外付けHDDにシステムイメージを保存させるための準備
システムイメージを作りたいディスクを、今回は外付けHDDにします。フォーマットするファイルシステムがNTFSである必要があるので、前もってNTFSでフォーマットしておいてください。なお、フォーマットするとハードディスクの中身はすべて消去されますので注意してください。
フォーマット方法は以下のURLを参照。
Windows7で外付けHDDをNTFSでフォーマットする方法。
システムイメージ作成(Windows7の場合)
まず、システムイメージを作りたいパソコンで、Windows7で起動して下さい。
コントロールパネルを開く
スタートメニューをクリックし、コントロールパネルを開いてください。
コントロールパネルの画面上の、左側のシステムとセキュリティの欄にある、「バックアップ作成」をクリックします。
バックアップ作成画面
バックアップする場所を選ぶ
システムイメージを作成する場所を選択します。ドライブ全体をシステムイメージ化しますので、容量は大きくなります。1つのWindowsの場合でもソフトが入っていると50GB以上しますので、DVD-Rに保存するのはやめましょう。またUSBメモリは使えません。
そうなると保存先はブルーレイディスク(BD-R)にするか、外付けHDDにするかになります。ただBD-Rに保存するのは敷居が高いです。私もBD-Rに焼いている最中に何度もエラーが出て、多くのBD-Rを無駄にしました。
今回は簡単な、外付けHDDに保存することにします。
「ハードディスク上」のボタンにチェックを入れ、プルダウンメニューから、接続されている外付けHDDを選んでください。ここで選んだディスクにシステムイメージは作られるので、間違わないよに注意して下さい。
保存先ドライブをNTFSでフォーマット
システムで予約済みのパーティションと、OSが入っているCドライブが既に選ばれています。
今回はデュアルブートのパソコンを例にしていますので、もう一つのドライブ(Dドライブ)にもチェックを入れて下さい。
このディスクを丸々システムイメージとして外付けHDDに保存します。
最終確認
システムイメージを取りたいディスクは正しく選択されていますか?
問題なければ「バックアップの開始」ボタンをクリックします。
システムイメージの完成
かなり時間はかかりますが、完成するとこの画像のように、外付けHDDの中にフォルダができています。
これで完了です。
システムイメージから復元するには?
パソコンを初期状態に戻す、もしくはパソコンの中のハードディスクを別のハードディスクやSSDに取り換える場合、、上記のシステムイメージをパソコンに復元することになります。この場合、別途システム修復ディスクが必要になります。復元についてはまた別の機会にご説明します。
コメント